中学受験の決定版「予習シリーズ」の使い方
- 予習シリーズとは
- 予習シリーズが選ばれる理由
- 予習シリーズを進めるスケジュール
- 予習シリーズで履修範囲を早める
- 予習シリーズの勉強の進め方
- 計算 漢字とことばの使い方
- 演習問題集の効果的な使用方法
- 小6下の難関校対策と有名校対策
- 独学での予習シリーズを使用する前提条件
- 予習シリーズを使いながら塾を効果的に使う方法
予習シリーズとは
中学受験塾の大手塾である四谷大塚が手がける予習シリーズ。実際に四谷大塚生も利用し、四谷大塚ネットを利用する全国の中学受験生が利用している。受験生の半分くらいが予習シリーズを利用しているという話もあるくらい、主流中の主流の教材です。
予習シリーズが選ばれる理由
独学で中学受験を目指す子どもたちにとって、教材選びというのはとても重要です。中学受験が一般化してきて、親が中学受験をしていない子どもが中学受験を独学でするとなった場合、解説が詳細に記載があってわかりやすい教材というのが必須です。実際にテキストを見て頂ければわかりますが、中学受験していない親が教えることができるのは小学4年生の内容程度です。独学の子どもたちは小学5年生で独り立ちをしていきます。それを支えるのが予習シリーズです。
予習シリーズは解説が細かく掲載されており、子どもが自分で解説を読んで理解できるという仕組みとなっています。
特に算数の解説はピカイチで、基礎からとてもわかりやすく解き方が書かれています。
予習シリーズを進めるスケジュール
予習シリーズでは、一週間で一単元を行うということが基本となっており、スケジュールを組む時に、一週間でこれだけやるというノルマが親にとっても子どもにとってもわかりやすいのが特徴です。一週間のノルマがわかれば、それを一日単位に振り分けます。振り分け作業は親の仕事です。子どもの予定などを加味し、一週間のスケジュールをホワイトボードなどに書き出すとわかりやすいです。
予習シリーズで履修範囲を早める
予習シリーズは長期休暇などは単元が無いため、独学の場合、単元を進めていくことが可能です。よって、長期休暇も単元を進めることにより、それほどの負担無く小学校6年生の前半の段階で、履修範囲である予習シリーズ小学6年生の下を終了させることが可能です。このことにより、小学校6年生の夏休み以降は既に覚えた内容を見直す時間に費やすことができます。
予習シリーズの勉強の進め方
予習シリーズは量が膨大です。予習シリーズの全てをこなしていくのは非常に大変なため、たとえば、算数であれば、小学4年、5年生では「トレーニング」という項目を省くという手法ができます。やらなかったトレーニングをためておいて、長期休暇等で復習の際に使うことも効率的です。
計算 漢字とことばの使い方
計算は1日1ページを目標に実施していくことで、計算力が高まります。概ね10分あればできますので、朝の勉強に組み入れることが効果的です。
漢字とことばは、漢字だけでなく、語句・文法の学びです。こちらも1日1ページを毎朝実施するのが効果的です。
計算と漢字のことばは基礎力アップも大事なのですが、計算についてはスピードアップを計るために、できたら、時間制限を設けて実施すると良いです。算数は時間内に終えるというのが計算が遅い子にとってはとてもネックになってきます。計算ができるだけでなく、スピードもつけるのが中学受験では大切です。
演習問題集の効果的な使用方法
予習シリーズには、演習問題集という問題集があります。やった方が良いかという質問があるとすると、やった方が良いの一択です。
ただし、演習問題集のやる必要がある子は難関校を目指す子どもたちです。
四谷大塚偏差値で55以下の子は、演習問題集に取り組むと、ほとんどできなくて、かえってやる気を無くしかねません。演習問題集に時間をあてるよりも、復習をして基礎固めをしていくのがよいです。
もし、時間の余裕があって演習問題集に取り組みたいのであれば、理科と社会などの暗記系から取り組むとよいです。算数などより暗記系の方がやっただけ実力が上がるので、効果的です。
小6下の難関校対策と有名校対策
小学6年生の下ではメイン教材が2つに分かれます。難関校対策と有名校対策です。HPを見ると、合不合判定55で分かれるとのことですが、実際にその通りだと思います。もちろん科目によって、難関校対策と有名校対策のどちらにするか決めるのが良いです。
独学での予習シリーズを使用する前提条件
予習シリーズを独学で使用する場合、使用を始める小学校3年生の2月時点である一定の基礎力を持っておく必要があります。その必要な力は"読解力"です。読む力がなければ、どの科目もスタートラインに立つことができません。算数でさえ、文章題には読む力必要で、それがなければ、予習シリーズに取り組むことは難しくなってしまいます。
しかし、独学で予習シリーズに取り組むことができる読解力がないお子さんは、大手塾に入塾自体が難しいです。
ここでお気づきかもしれませんが、大手塾に入る学力のあるお子さんは、独学で予習シリーズを使って中学受験に挑むことが可能です。独学のメリットは費用がかからないということと、自立心がつくということです。しかし、小学3年生、小学4年生などは遊び盛りで、ほかっといて家で独学できるわけはありません。だから、伴走が必要となります。実際はこの伴走が難しいから皆さん、塾に通うことになっています。
予習シリーズを使いながら塾を効果的に使う方法
予習シリーズの独学だけでも中学受験は可能です。もちろん、独学だけでなく大手塾の公開模試などは活用していく必要があります。目標とする学校が四谷大塚偏差値で60~65前後の学校を目指す場合は全くの独学で可能だとは思いますが、灘、開成、桜陰などの最難関を受ける場合は、大手塾の対策講座のみを受けるのが効率的です。
しかしながら、それも小学6年生の夏休み明けから通うだけで良いです。
最難関レベルの中学の特訓授業は小4や小5から導入している塾も多いですが、志望校を一点突破型と考えるのであれば、小6後半からの特訓授業のみでつかみ取ることができるでしょう。
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